おねしょの真実と理由
おねしょの真実と理由
主に、乳幼児が寝ている時にしてしまった小便に対して、幼児語のおねしょという言葉が用いられることが多いです。しかし、寝小便は、子どもに限りません。
寝小便、または夜尿は、おとなでも睡眠中に、無意識に排尿してしまう行為のことをさします。
通常、乳幼児から小学生、中学生、高校生と成長していくにつれて、排尿器官の成長、抗利尿ホルモンの正常な分泌などによって、寝小便は解消していきます。しかし、寝小便をする子どもの中で、100人に1人は、成人しても寝小便が解消しないという統計があるようです。おおよそ6歳を過ぎても、継続的に寝小便がある場合、夜尿症の疑いが持たれます。
おねしょの原因は、睡眠中に尿がたまって、睡眠中なので意識の作用が及びにくくなり、無意識に放尿してしまいます。ふつう、膀胱の充満が神経を経由てし脳に伝わり尿意となり、脳からの命令が神経を経由して排尿器官に伝わって放尿します。しかし、意識の作用が及ばないと、脳には伝わらず、反射的に放尿します。
おむつをしている乳幼児だと、排尿のメカニズムがまだできていません。そして、お年寄りの、加齢によって失禁するのも、筋肉の衰えから来るものと考えられています。
おねしょの原因、尿が作られる仕組み
おねしょの原因、尿が作られる仕組み
おしっこ、いわゆる尿がつくられるのは、腎臓です。そのおしっこを膀胱に送るのが尿管で、おしっこを一時的にためるのが膀胱になります。
尿と血液には、深い関係があります。血液には、体中の細胞から捨てられた不要物を集め、腎臓に運ぶ働きがあります。腎臓でろ過されて出てくるのを原尿といいます。おとなだと、1日180リットルにもなります。
この原尿の水分の大部分が尿細管、集合管とよばれる管を通る時、抗利尿ホルモンによって体にもう一度再吸収され、尿が濃縮されます。そして、水分、塩分、ブドウ糖、アミノ酸などは再び体に戻り、老廃物のみが尿として尿管を通って膀胱にためられるのが、おしっこなのです。
要するに、人間は、血液中にある不要物を、おしっこ、尿の形にして体の外に捨てているのです。
腎臓は常に、おしっこをつくっています。しかし、そのまま出てきたら困ります。膀胱は、腎臓でできたおしっこをためておく袋のような役割を果たしています。そして、おしっこがある程度たまったら、体の外に捨てるわけです。
寝ている間も、どんどんたまっていきます。そして、無意識だと、起きている時のように我慢できません。そのため、おねしょをしてしまうのです。
おねしょ、夜尿症の治療
おねしょ、夜尿症の治療
おねしょ、夜尿症は自然に軽快して治っていくことが多いです。また、夜尿は人間の身体に特に悪影響を及ぼすものでもないので、放置され気味なことも多い病気といわれています。
ただ、夜尿が学齢期まで続くような場合だと、夜尿をしているということで、子どもが自信を喪失していくことがあります。その時、心理面、社会面、生活面において、さまざまな影響を与える場合があるので、注意しましょう。これらの影響は、万が一、ストレスとなり、夜尿が消失する時期を遅らせる要因ともなります。親としては、なるべく早い時期に子どもを治療させるほうがいいといえるでしょう。
例えば、医療機関だと、おねしょ、夜尿症に効果のある薬などによる治療も受けることができます。専門医に相談しながら、年齢や夜尿の頻度を参考にして、積極的におねしょを医療機関で治療することをおすすめします。
おねしょ、夜尿症は、治療を継続的に行うことによって、夜尿の頻度を減らすことができたり、治療を受けていなかった場合よりも、早い時期におねしょ、夜尿が消失することが期待できます。ぜひ、医療機関での治療を考えてみてはいかがでしょうか。身体的にも精神的にも、放置するよりもいい結果が得られるはずです。